【感想】鬼滅の刃23巻読んだけど最高の終わり方だった（ネタバレなし）

『鬼滅の刃最終巻の23巻買ったよ』と言われたのでさっそく読みました。電子書籍版です。映画見に行って号泣して以来の鬼滅。結末知らないので最終巻楽しみにしていましたが漫画でも泣いてしまった！

鬼滅の刃 23 (ジャンプコミックスDIGITAL)

あえて内容には触れないように（ネタバレにならぬよう）感想書きます。

発売前から『395万部発行』。『ワンピ忖度（ワンピの記録は405万部）』。『395万部じゃ足りない』とかすごく話題になってて、わたしもそういうの見て『絶対足りないんじゃない？欲しくても買えない子供とか出てくると思う…』と思っていました。

そしたらやっぱり発売日の朝から行列とかできて争奪戦というニュース。というか漫画で行列って聞いたことない。絶対欲しくても買えなかった子供とかいただろうなって。それくらいの人気。

社会現象を巻き起こした吾峠呼世晴さん作の人気漫画「鬼滅の刃」の最終巻となる２３巻が４日、発売日を迎えた。版元の集英社によると、２３巻は…

あとは昨日の一行ニュースでも紹介したけどびっくりするくらい積み上げてる本屋があった。これでも一人一冊って…。本当に社会現象ですね。

我が家は争奪戦を避けてiPadで読みました。最終巻は197話から最終話の205話まで収録されています。

一言でいうと『よかった』。ものすごくよかったです。感動したしいい終わり方だったなって。正直、22巻読み終えた時点では『最後のバトルなんかいまいちかな…』って思ってたけど、23巻で感想ひっくり返った。それくらいすごくて綺麗に畳んだ感じ。

ちょっとこんなに綺麗に畳んで終わった漫画はパっと浮かんでこない。鬼滅の刃はとにかく物語がシンプル。ジャンプ漫画にありがちな複雑な設定とかないぶん、変にぶれる事もなかったし、子供でも読みやすいんだろうなって思いました。

最終巻の具体的な内容は書かないけど、バトルはものすごくヒリヒリする展開で、ジャンプ漫画じゃちょっと体験したことない感覚。クライマックスの総力戦は見てて心臓がドキドキしました。

そもそも少年漫画で主要キャラが死ぬと事ってあまりないけど（NARUTOのカカシ先生死んだと思ったらやっぱり生き返ったみたいな）、鬼滅は容赦なく主要キャラがどんどん退場していくから緊張感が半端ない。

そして、壮絶なラストバトルが終了し、そのあとの描写が少しあって最終回はごにょごにょ…、そこからコミック版だけのページあり。それで終わった～とページをめくったら吾峠呼先生のあとがきですよ！この吾峠呼先生のあとがきがまた素晴らしくて、これが最後のいい締めになっていました。

というかこれがあっての感動の最終回だなって。これがあるとないじゃちょっと感動の度合いが違ったかもしれない。吾峠呼先生の人柄が素晴らしいです。

ツイで知ったけどコミック版はジャンプ版と違って、最終回後に何ページか足されていて、その部分がすごく好評みたいで『ジャンプでもこれを載せるべきだったな』って言われてる。

なんか映画の時も思ったけど、鬼滅の刃は『命』が軽く扱われていない。もはや『命』がテーマなんじゃないかってくらい。ちゃんとギャグ要素もあって笑える場面も多い漫画なんだけど、その辺が他の少年漫画と違う感じ。

命を落としても次の世代にしっかりバトンを渡していくというのがしっかり描かれていて重みがありました。

もうね、単行本ラストの方のセリフがあるコマあたりは泣きながら見てました。なぜか頭の中で中島みゆきの時代が流れていました😅

あとはねー、単純に高橋留美子先生の漫画もそうだけど、丹次郎はじめ多くのキャラクターの性格とか、細かい心情を描く部分とか、女性作者じゃなきゃ書けないなって部分が多かった。

キャラデザインはちょっと意見が分かれそうだけど…。なんか少年ジャンプにこれまでいなかった丹次郎の主人公キャラが女性や大人にも受けたんじゃないかなって思います。

あとはみんな口を揃えて言うけど『テンポがいい』。鬼滅の刃はテンポが良いんです。わたしが好きな漫画に『魔神ネウロ（これもジャンプ）』があるんだけど、ネウロが全23巻。鬼滅の刃も23巻。

テンポの良い漫画って読み応えあってもこれくらいで満足して完結させることができる感じ。これくらいが読みやすいし、買いやすいし集めやすくてよいなって思います。

鬼滅の刃に関しては、まだまだ続きよみたいって人がほとんどだと思うけど、あそこでスパっってやめたのがすごいなって。人気ピークで終わったのってすごいと思う。アイドルでいうとももクロが国立で解散しちゃうみたいな（例え話です）

ちなみに番外編も買ったけどそっちはまだ読んでないです。マザーブレインが読み終わったら読もうと思う。

以上、鬼滅の刃最終巻が素晴らしかったってことを伝えたいでした。というかもう一回23巻読みなおす。

吾峠呼世晴 (著)

平野稜二 (著), 吾峠呼世晴 (著)